今日は夕空に白い雲がたくさん音をたてて登場します
きっと夜になると色鮮やかな雲が登場するんだろうなぁ・・・
そう、今日は花火大会ですッッ!!



『花火に感謝?嫉妬?』




今日は、私の家の近くの神社で花火大会が開かれるんです
もちろん行事やらお祭り事が大好きな私は、皆を誘いました
皆っていうのは、白と華翠ちゃんと赤也くんの3人です
もちろん3人は即OK・・・と思ったら
『俺パス』
赤也君はその日は駄目だと断った
華翠ちゃんが話すには、赤也君のお父さん達が出店をするとかで
赤也君は家でお留守番だという
確か・・・断れば恐ろしい事が起こるって言ってたような
だからその付き合いで、華翠ちゃんもお祭り行けないんだって・・・残念
『白とデートしてきたらぃぃじゃん』
ウインクしながら、小声で華翠ちゃんは言った
後ろの赤也君もニヤニヤしながら頷いてるし・・・
デートなんて・・・は、恥ずかしいよ〜!!
 

 
そして、今にいたるのですが
『ん、どうした?』
ででで、デートなんて初めてだから緊張するよ〜!!
そりゃ・・・ちょっとお洒落して、いつもはしないお化粧までしてお気に入りの浴衣着てきましたけど
・・・はい、凄く気合入れてきましたよ私
白は、ラフなジーパンにタンクトップ
本当はお母さんが白に浴衣を着てもらおうと準備してたんだけど・・・
流石にそれは駄目だって私が断ったの
だってだって!!着替えるって事は私の家に来るって事で・・・つまり親に見られる訳で
まままま、まだ恥ずかしいかなぁ?って
だってきっと私のお母さんってば大はしゃぎでいらない事話しそうなんだもん
『佐倉・・・前』
『え?きゃっ!!』
私はどこか遠くへ行っていたらしく、意識が戻ると目の前にいた人にぶつかってしまった
その反動で後ろに転びそうになった所を白に助けてもらった
『あ、ありがと白』
『いや・・・人、増えてきたな』
そういえば・・・もう空も暗くなってきたし、さっきより人が凄く増えた
前に進めるかわからないくらいに
道に迷わないか不安だなぁ・・・なんて思ってたら
『ふぇ・・・白』
『手、離すなよ・・・佐倉、絶対道迷うからな』
そう言って私の手をぎゅってにぎってくれた
最後の言葉、言い返せない自分がいてちょっぴり悔しかったなぁ・・・
そんな私の気持ちがバレたのか、白は悪戯風に微笑んだ
私もつられて笑顔になった
 

あれから、色んな所を廻った
かわいいものがいっぱい置いてあったあてもの屋さん
赤也君のお父さん達が開いているやきそば屋さん、結構繁盛してた
不思議な占い屋さんや、何かわからないのだとか・・・いっぱいだった
凄く楽しくて、凄くハシャいじゃって・・・ごめんなさい白
履きなれてない草履なんかで走って扱けて、足を挫いちゃったみたい
もぅ・・・私の馬鹿〜!!
今は、人ごみにはいられないって人気のない神社で一休み
うぅ〜、私ってば何やってるんだろ・・・恥ずかしいよ〜!!
 

ん?何か後ろで音がする・・・ような
え、何ッッ?!
白はすぐ戻るってどこかに行っちゃったし・・・ど、どしよー?!
『・・・佐倉?』
『はいー!!・・・って白ッッ?!』
驚いた・・・後ろに白が立っていたんだもん
 

 
パーン!!
 

 
丁度タイミングを計るかのように夜空に上がる、色とりどりの「花火」という名の雲
それはとても綺麗で、黒色に色をつけるかのようだった
『わぁ〜!凄い凄い!!ねぇ白』
私はその色の綺麗さに大はしゃぎだった
白も私の横に立った
『ここ、穴場だったんだな』
人もいないし、静かでとても綺麗に花火が見えた
本当に穴場なんだね・・・
『ひゃっ!!』
頬に何か冷たいものが触れた
よくよく見てみれば、白がどこかで買ってきたのか缶ジュースが握られていた
白は優しく微笑み私に缶ジュースをくれた
私が疲れてる事がばれてたみたい・・・
『あ、ありがと』
『どういたしまして』
何か私の事、全部白にばれてるみたいで・・・なんかずるいなぁ
私は白の優しい笑みに誘われるように笑った
でもなんだか照れくさいから、笑顔は見せてやんない
こんな子供じみた私、嫌いじゃないかも・・・なんてね
『あ、白見て見て!!綺麗・・・』
『そうだな・・・』
二人して空を見上げる
空には綺麗な色鮮やかな花火が・・・
二人の影をひとつに繋ぐ
 
 
 
 




『うわぁー!!ねぇ赤也見てッッ!凄い綺麗』
『はいはい・・・』
羽下家の縁側で一人はしゃぎ、一人下向き・・・
華翠は花火に夢中で、何故か家にいるのに浴衣を着ていた
赤也はそんな華翠にちょっぴり不機嫌気味
小さい時から二人はこうだった
華翠は花火が大好きで、夏祭りは彼女の中での一大イベントなのだ
だから小さい時から赤也にとって夏祭りは天敵だった
遊びたくても彼女は花火に夢中で、彼にとっては嫌な日だったのだ
それが今年もやってきた
『こら赤也ッッ!!あんた適当に返事してないでちゃんっと見てよ!!』
そう言うと、赤也の顔を無理やり空の方へと向けた
『痛ってー!!てめぇ何しやがるッッ!?俺は興味ないんだよ、あんなのなんてな』
と言うや赤也はドカドカとどこかに言ってしまった
華翠は拗ねた子供ように足をバタつかせて、頬を膨らませ俯く
 

 
いつもだったら、何を言ったって横に座って一緒に見てくれたのに・・・
一人で花火なんて・・・なんかつまんないよ
 
 

『・・・ばか』
花火も静まり返り、一人華翠の言葉だけがその場に存在するかのよう
つまらなくなって、その場を立ち去ろうとした時
『お、もう終わったのか?』
後ろから先ほど怒ってどこかへ行ったはずの赤也の声がした
振り返ると手にアイスを持っていた
『暑っちぃー!!ほれ、お前も食うだろ?』
そういうと、手に持っているアイスを差し出してきた
ひとつは自分で食べてる・・・かちかちに冷えたアイス
『見るの・・・嫌だったんじゃないの?』
華翠が恐る恐る聞いてみると、意外な答えが返ってきた
『あん?嫌に決まってんだろ・・・でもお前が好きなんだから付き合ってやってんだよ。感謝しろよ!!』
そう言うと、先ほどまで座っていた赤也の定位置に座った
空を見上げて
『なぁんだ・・・まだやってんじゃん』
っと一人でぶつぶつ言ったりと
華翠は、そんな赤也の頭に一発殴ってやった
『痛ったー!!何でおま・・・殴る・・・ん?』
赤也が振り向くと、顔を赤く染めた華翠が映った
驚いて言葉が途中でおかしな形でとまってしまった
こんな華翠を見るのは初めてと言ってもいいぐらいだ
『は?お前・・・どしたんだ?』
顔を真っ赤に染めながら俯く華翠の顔に触れようとした時
『なんでもないからッッ!!』
赤也の手を思いっきり払って先ほどまで座っていた位置にドスッと座った
払われた手を摩りながら、赤也は首をかしげた
自分が何をしたとか、まったく気が付いていない
『なんでもないなら、叩くなよ』
『なんでもあったの!!』
華翠は、自分でも何言ってるかわからなくなっていた
その言葉も自分の気持ちの表れだったが・・・きっと赤也は何も気付いちゃいないだろう
先ほど「なんでもない」っと言っておきながらの矛盾した答え
終盤にかかった花火も目に映らない、今の出来事が理解できない
そうこうしている内に、花火は終わってしまった
『おい・・・終わったぞ』
『え・・・?』
空を見上げれば、先ほどまで綺麗に咲いていた雲が綺麗さっぱり消えていた
毎年楽しみにしていた行事が・・・最後のいい所が
『あぁーーー!!赤也、あんたのせいで花火見れなかったじゃない!!責任とってよね?』
『はぁ?!お前今の今まで見てただろうがッッ!!』
『見てたけど見てない!!どうにかしてよッッ!』
自分でもストップが掛からないほどの馬鹿っぷり
まるで子供みたいに足をバタつかせて・・・赤也を困らせる
 

困らせたかった・・・のかな?
なんとなくその時は・・・ね
 

『なんとかって・・・わぁったよ!!ちょっと待ってろ』
そう言うと、赤也はポケットから携帯を取り出し部屋の奥へと行った
待ってろとは言われたものの・・・赤也はどうする気なんだろ?
 
 

 
『こんばんは〜!!』
しばらくして、入り口の方から聞き覚えのある声が聞こえてきた
華翠は入り口へと急ぐ
『・・・あ、佐倉!!何でここに?』
『あ、華翠ちゃんの浴衣かわいい〜vv』
なんだか話が噛み合ってないんですけど・・・?
どうして佐倉がここに?白とラブラブデート中では?
『お、来たか!!早かったな』
『お前が急げって言ったんだろが』
そうだっけ?と赤也は悪戯な笑みを浮かべて笑った
そんな赤也に白がひとつの袋を渡した
その袋の中身は・・・
『は、花火?』
『そうそう!!皆で花火しようって赤也君から連絡があったんだよね』
 
わぁったよ!!ちょっと待ってろ
 
そういう事だったのか・・・
華翠はあの時の行動の意味がわかった
『ささッッ!!花火やろうvv』
佐倉が華翠の背中を押し、縁側の方へと歩いていった
その時の二人の表情はとても明るくて、そんな二人を見守るように立つ男二人
『赤也・・・お前も大変だな』
『わがまま女王だよ、まったく』
『・・・そうか』
『な、なんだよ今の間は?』
『別に』
この男の鈍さか加減に、白は表彰物だなと感心した
いや・・・赤也だけじゃなく華翠も
この二人が自分の気持ちに気付くのは・・・いつだろう?
『白〜!赤也君〜!!早く早く!!』
少女達の前には、バケツにライター、蝋燭と準備万端だった
男達は急いで少女達のもとへと行く
 

 

『白・・・』
『ん?』
『また一緒に来ようね』
『・・・あぁ、一緒にな』
『絶対だよ』
『あぁ・・・絶対だ』

 


 
『ねぇ、赤也・・・約束して!』
『なにを?』
『ずっとず〜っとあたしの横で一緒に見てて!!』
『え・・・なんでだよ?俺は』
『ね、いいでしょ!!・・・約束』
『・・・わかった、約束するよ』
 
 
 
 


後書き

はい、夏祭り版です!!
イチャイチャ書くつもりが・・・何だろこれ?
(´Д`)←この顔も何だろ?
いちよう夏祭りエンジョイしようぜ〜!!的に頑張ったんですが・・・夏祭りの事まったく出てきてないですよね?
出てきたのって・・・花火だけ?
しかも最後花火見れなかったってなってたし
(いや、自分で打ったんだろ?)
もう赤也と華翠のカップル(?)が好きなんでしょうか?
出しすぎです!!
白&佐倉カップルよ!ガンバッテ下さいなvv
(
カップルかぁ・・・いいなぁ
(遠い目)
・・・Σッッ!!以上です!(ダッシュ/逃げるな!!/・・・